体験談
Experience report

西村 祐美

nishimura

私は高校二年生の夏から一年間、アメリカIndiana州のLogansportと言う町に留学していました。Logansportにはアメリカ人と、Hispanic(中南米から移り住んできた人たち)やアジア人などさまざまな国の人達が暮らしています。町の人たちはみんな優しい方ばかりで、町の雰囲気をすぐに好きになることができ、馴染むことが出来ました。
お世話になったHost familyは、毎日私たちのために一生懸命働いてくれる優しくて心配性のMomと、明るくて自分をしっかり持っている世話好きの一つ年上のAnnaでした。Annaはとても陽気で面白く、面倒見がよくて話しやすい存在でした。彼女とは学校で同じ授業を取り、放課後や週末は一緒に買い物に行き、家でいろいろな話をしたり、レシピを見ながらお菓子を作ったり、時には夜中まで二人一緒のブランケットにもぐりながらポップコーンをつまみ、怖い映画を観たりしていました。向こうで暮らし始めて二ヶ月もすると、私達二人は姉妹でもあり親友でもある、とても近い関係になっていました。もちろん彼女とはケンカもしましたが、ケンカをすることでより私達の仲は深くなりました。彼女との思い出はどれもすべて大切なものばかりです。

自分をみんなに知ってもらうことが大切

私の行っていた高校は大きくて生徒数も多く、こんなに大きな学校で小さな日本人が本当に馴染めるのかと不安でしたが、私は私なりになにか長所があるはず、自分をみんなに知ってもらうことが大切なのだと自分に言い聞かせ、どんなに辛い事があっても笑顔を絶やさず、自分を知ってもらおうとしました。
最初は英語が通じず、発音の違いのせいで分かってもらえずに、英語を喋ることが嫌になったり、自分の気持ちや言いたい事を伝えることが出来なくて、自分に対し腹を立てたりもしましたが、YFUのオリエンテーションでも教えてもらったように、きっと上達するのだと信じて諦めずに積極的に話す努力をしました。
その甲斐あってか、学校が始まって三ヵ月後ぐらいには、同じ学年の生徒達に顔と名前を覚えてもらえ、たくさん友達が出来ました。
初めは戸惑い慣れるまでには時間がかかりましたが、毎日が楽しくて、普段しゃべったことが無い人達と出会って話ができるので、学校生活はとても充実していました。言葉の壁を越え、一人の人間として分かり合い、大きなグループの中に私が存在できた事が嬉しくてなりません。

日本への想いや日本人であることの誇り

アメリカでの生活で、日本では経験できないことをたくさん経験し、いろんな人と関わり不器用にでも言葉を交わして分かり合うと言うことは、文字に出来ないくらい素晴らしいものでした。私が留学をして得たものは、行く前には無かった、日本への想いや日本人であることの誇りです。

外から日本を見つめると、今まで気がつかなかった良さを見つけることができました。それと同時に、アメリカ人だけで無く、Hispanicの人達、世界中からのYFU留学生の考え方など、他国の人たちの素晴らしさや国民性も知る事ができ、これら様々な要素を自分に取り入れたいと思えました。私は今まで感情をあまり表に出さずにいた所があったのですが、アメリカでの生活で自分の感情を人に伝えることの大切さを知りました。自分の気持ちを素直に伝え、知ってもらう。それは信頼関係を築き上げる上で欠かせないものなのです。

本当の意味での”国際人”になりたい

これからも日本人であることに誇りを持ち、日本人らしさを忘れず、またそれに加えて他国の人達の考え方も取り入れ、多方面・他方面から物事を見ていけるような、本当の意味での”国際人”になりたいと思えるようになったのも留学のおかげです。
向こうで出会った人達全員に感謝するとともに、留学に行くことに賛成してくれた両親に本当に感謝し、同時にYFUの方々にとても感謝しています。
向こうでは全てが思い通りに上手くいくものではありませんが、落ち込んだ時や不安になった時に見る家族・親戚、友達からの写真や手紙は私を支えてくれ、周りにいてくれる人たちの大切さに改めて気付くことができました。周りの人たちの心の支えがあったから1年間乗り切る事が出来たのです。本当に言葉では言い表せないくらい、心の底から感謝しています。